ご家族が亡くなられた際、必ず必要になる大切な書類があります。
それが**「死亡診断書(死体検案書)」**です。

死亡診断書(死体検案書)は、死亡届の提出や火葬許可の手続きなど、その後の葬儀を進めるうえで非常に重要な書類です。
そのため、葬儀の打ち合わせでは、葬儀担当者が早い段階で死亡診断書(死体検案書)の内容を確認します。
## 死亡診断書は葬儀・火葬の手続きに必要な重要書類です
ご家族が亡くなられると、病院などで死亡診断書が発行されます。
警察が関与するケースなどでは「死体検案書」が発行されることもあります。
葬儀社では、この書類の内容を確認したうえで、死亡届や火葬許可に関する手続き、火葬場の予約などを進めていくのが一般的です。
記載内容に確認が必要な箇所があると、手続きをすぐに進められない場合もあります。
それほど大切な書類ですので、**死亡診断書を葬儀社に渡すタイミングについても慎重に考えることをおすすめします。**
## 葬儀社を決める前に死亡診断書を渡してしまわない
突然のご不幸の場合、ご家族は気持ちの整理がつかないまま、短時間でさまざまなことを決めなければなりません。
特に事前に葬儀社を決めていなかった場合は、病院などから紹介された葬儀社にそのまま依頼してしまうケースもあります。
しかし、葬儀社によって**葬儀プラン、葬儀費用、利用する式場、サービス内容などは大きく異なります。**
火葬場の予約や葬儀日程まで決まってから、
「思っていた葬儀と違う……」
「予想していたより葬儀費用が高かった……」
「もっと他の葬儀社も調べればよかった……」
と思っても、すでに葬儀の日程や手配が進んでいると、葬儀社を変更しにくくなってしまいます。
だからこそ、死亡診断書を渡して正式な手続きを進めてもらう前に、**その葬儀社に本当に依頼するのかを確認することが大切です。**
## 葬儀日程を決める前に「場所・内容・費用」を確認しましょう
葬儀社を決める際には、少なくとも次の3点を確認してください。
**① どこで葬儀をするのか**
自宅、集会所、公営斎場、民間の葬儀会館など、葬儀を行う場所を確認します。
**② どのような葬儀をするのか**
直葬(火葬式)、一日葬、家族葬など、希望する葬儀形式とプラン内容を確認します。
**③ 総額でいくら必要なのか**
基本プランの金額だけではなく、追加料金を含めて最終的にどのくらいの葬儀費用になるのか、できるだけ具体的な見積もりを出してもらいましょう。
この3点に納得してから葬儀社を決め、その後に死亡診断書を預けて火葬場の予約や葬儀日程の調整を進めてもらうと安心です。
## 納得できなければ他の葬儀社に相談することもできます
最初に相談した葬儀社の説明や見積もりに納得できなければ、必ずしもその場ですぐに契約する必要はありません。
時間的な余裕がある範囲で、**別の葬儀社に相談したり、見積もりを取って比較したりすることも葬儀社選びの方法の一つです。**
特に確認していただきたいのは、「広告などに掲載されているプラン料金」ではなく、**実際に希望する葬儀を行った場合の総額**です。
何が葬儀費用に含まれていて、何が追加料金になるのかまで確認しておきましょう。
## お葬式はやり直すことができません
お葬式は、故人様との最後のお別れの時間です。
一度終わってしまえば、やり直すことはできません。
突然のことで焦ってしまうのは当然ですが、葬儀社から説明を受けた際には、
「どこで葬儀をするのか」
「どのようなお葬式をするのか」
「最終的にいくら必要なのか」
をしっかり確認し、納得したうえで依頼することが大切です。
そして、**死亡診断書(死体検案書)や遺影写真に使用する大切な元写真などは、依頼する葬儀社を決めてから預けることをおすすめします。**
大切な方を送る一度きりのお葬式だからこそ、慌てて決めるのではなく、内容と費用を確認し、ご家族が納得できる葬儀社を選んでください。