よく「あとのことは任せた」という人がいますが、これでは残された遺族は戸惑うばかりです。
迷惑をかけないためにも、死後の処理についてはしっかりと自分の希望を伝えておいたほうがよいでしょう。
エンディングノートであれば、葬儀の準備において、まず、どのような形式での葬儀を望むのか
(一般的な葬儀なのか、家族葬なのか)、遺影写真はどれにするのか、誰に連絡してほしいのか
、また、お墓がなければ、自分の墓をどのようにしてほしいのかを表明することができます。
自分の死後のことは自分ではどうすることもできないとしても、自分の意志を文章に残すことで、
もしもの時に残された遺族に自分の遺志を伝え、その遺志を尊重してもらうことが、
自分の納得いく葬儀につながっていくことになるといえるのではないでしょうか。
それが自分のためにも、残された遺族のためにも最善の選択であるといえます。
エンディングノートには具体的に以下のようなことを書けばよいので、チェックしてみましょう。
□どのような葬儀にするか。スタイル、規模など
□戒名(法名)をどうするか
□喪主を誰にするか
□遺影の用意、または希望があるか
□誰に葬儀の連絡をするか
□葬祭業者と正前予約はしているか
(会員証の有無・保管場所など)
□予算はどれほどを希望するか。また費用の用意はあるのか
□お墓の用意はあるのか
□お墓の継承者を誰にするのか
□散骨など、お墓以外への埋葬を望むのか
□四十九日や年忌法要をどうするか
内容によっては、遺族が驚いたり希望を実現したりするのが難しい場合もあるので、
事前に話し合いをしておくのがよいでしょう。
家族葬 奈良 ESS