病院でなくなられた場合は医師が側についていて御臨終を伝えてくれます。
病院側では担当の看護師さん他スタッフの方たちが手際よく死後処理を整えてくれます。
臨終の場に集っている家族や親族は医師や看護師の指示に従って行動をとります。
自宅などで亡くなられた場合はすぐかかりつけの医師を呼んで確認してもらいます。
医師が到着して指示があるまでは、遺体には手を触れないようにします。
かかりつけの担当医がいない場合、突然死や事故死などの時は警察による検死を受け、
警察医による「死体検案書」が発行されます。
医師が遺体の検死を行った後、死因に異常がなければ遺体の処置の許可が出ます。
それから葬儀の準備にかかります。葬儀の手順など不慣れな場合がほとんどでしょうから、
まず葬儀社に連絡を取り、来てもらうのが良いと思います。
葬儀社へ連絡する際のポイントは
①故人と連絡者の続柄
②入院中の場合は病院名と病院の電話番号
③病室番号
④死後の処置が終わる予定時間
⑤携帯電話などの連絡先
⑥故人様を搬送する場所の住所(葬儀を依頼する葬儀社所有のホールの場合は不要)
⑦宗派など分かっていれば伝える。(仏式か神式かなどで枕飾りが違うため)
以上を葬儀社に伝えると寝台車で故人様のお迎えに来てくれます。
自宅死亡の場合、①、⑤、⑦と住所を伝えます。
ご安置は葬儀社のスタッフに手伝ってもらうとよいでしょう。
身内への連絡とか、故人と親しかった方たちへの連絡などは自分たちでやらなければなりません。
特に亡くなった方がまだ会社で現役であった場合は、ただちに会社に連絡を取って
協力を仰ぐといったことも必要でしよう。
遺族は悲しみで気が動転していますから、訃報は親族や故人と親しかった友人等
で手分けして行うとよいでしょう。
亡くなった方の身体を清める清拭なども、病院で亡くなった場合などは
病院側でしてくれることが多くなっています。
なお、病院で亡くなった場合は、時間帯にもよりますが、
この段階で支払いを済ませてしまったほうがいいでしょう。
自宅で通夜や葬儀を予定している場合には、近隣周辺に影響を及ぼしますから、
町内会や自治会にも連絡しておく必要があります。
家族葬 奈良 ESS