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大阪の家族葬専門葬儀社

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仏教では、死者の旅立ちの際、僧侶の姿になぞえられて、白木綿に経文を記した着物を着せます。
これを『経帷子きょうかたびら)』と言います。また死装束や仏衣や浄衣とも言われています。

昔は、死者とゆかりのある女性や孫などが経帷子を作っていました。
またその作り方も独特の作法があり、

はさみを使用しない(ひっぱり縫い)
不幸が繰り返しくることを恐れ返し縫いはしないなどあります。

その他、手甲、脚半、三角布、帯、頭陀袋、足袋、草履も作られました。

六文銭や杖も一緒に持たせます。
着せ方は、和服は男女とも右前に着る事の逆さで左前に着せます。
帯などの結び方は、『縦結び』にします。

昔は白色だけでしたが、



近年は、女性向けにピンク色の仏衣もあります。

 


 

 

仏教であっても、考え方の違いで経帷子を不要する宗派もあります。

また最近は、経帷子には拘らず生前好んで着ていた洋服や和服を着せたりすることも増えてきました。
故人様が生前に決めておられる場合もありますね。

 

以前、葬儀をさせて頂いた喪家様の例ですが、湯灌の際にご遺族が

『仏衣は着せないで、これを着せてください。』とご用意されていたのは留袖でした。

これは故人様の遺志だったそうで、お元気な頃から娘さんに

『女手一つで苦労して育てた子供たちの結婚式で着ていた幸せの絶頂の時の気持ちで

あの世に行きたいから、お母ちゃんが死んだら留袖着せてね。』と仰っていたそうです。

ご親族様は『なぜ、留袖着てるの?普通白い着物でしょ?』と仰っていましたが、理由をご説明すると非常に納得されていました。

 

 

また、20代の若い女性がお亡くなりなった際には、

ご主人とお子様たちがジーンズとTシャツをご用意されていました。

『これが一番、お母さんらしい』と理由を話されていました。

ジーパンのような硬い生地でも湯灌業者はプロフェッショナルなので、見事に履かせていました。

 

この2つの事例では湯灌をし、メイクもされて、よりいっそう綺麗に着付けましたが、当然費用が発生してきます。

お金をかけずに綺麗に着付けをしてもらう方法は、病院でお亡くなりの場合でしたら、病院で清拭してもらう際に一緒にしてもらうといいでしょう。また、ご家族でしてあげるのも良いと思います。

 

仏式葬儀だからと言って、経帷子にこだわらなくても、故人様の遺志やご家族の思いを優先されていいと思います。

 

先日の六文銭に関連する話題でした。ご参考までに・・・

 

家族葬 奈良 ESS

 


2013年9月6日  10:20 AM |カテゴリー: 家族葬
     
 
 

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