葬儀担当者とは、喪家様との打ち合わせからお葬儀の準備や進行、ご当家様の御用聞きとしてお葬儀が終了するまでお世話する人です。
葬儀社によって担当する範囲が違いが、普通は、お葬儀の打ち合わせの時点で話しをする人が担当者になる場合が多いです。
この葬儀担当者によってお葬儀の質が変わってしまう場合があります。
葬儀経験が数ヶ月の新人から何十年のベテラン担当者いますので、ご当家様をしっかりサポートできる人とそうでない人がいます。
葬儀社によっては、葬儀担当者を重んじてる所とそうでない所があります。
入社して3年以上助手経験をしないと担当者になれない所もありますし、入社して1~2ヶ月で担当者にする所もあります。
葬儀担当者への不満として多く聞かれるのが、『担当者がコロコロ変わる』ということです。
特に中規模~大手葬儀社にありがちなのが担当者がコロコロ変わること。
事前に相談をしたスタッフと、実際に葬儀施行を担当したスタッフが違うという不満はかなり多いのですが、それだけでなく、ひどい場合は病院へお迎えにきたスタッフ、打ち合わせをしたスタッフ、式を担当したスタッフ、集金スタッフ……すべて違うスタッフが行ったというケースもあります。
業務の分業化は葬儀社にとってメリットがあっても、遺族にとってはストレスになるだけです。
これでは、お葬式をただの作業の分業化しているとしか思えません。
そうなると「スタッフはそれぞれ親身になって対応してくれるが、どうせまた変わってしまうんだろうと思うと、こちらもあまり突っ込んだ話をする気にならない。」とご遺族の信用は急降下します。
葬儀社を選ぶときは、担当者ができるだけ変わらずに対応してくれることも重要なポイントとなります。
喪家様は、ほとんど始めてお葬儀を経験する方ばかりです。
不安を取り除いてあげないと大切な方とのお別れがきちんとできなくなってしまいます。
それなのに葬儀担当者がコロコロ変わるのは、弊社としてはよくないことだと思っています。
担当者間での意思疎通が上手くできていないと、ご親戚様や弔問客などの前で喪主様に恥をかかせてしまう事にもなり兼ねません。
打ち合わせの段階からきっちりスケジュールや段取りを説明し、ご当家様が安心してお葬儀をむかえれるようにして欲しいものです。
他には、『専門用語ばかりで説明不十分』という声も聞かれます。
葬儀は非日常であるため、普段使用しない言葉がいくつかあります。葬儀関係の人間が日常茶飯事で使っている言葉であっても、一般の方は初めて聞く言葉もあるでしょう。
不慣れなご遺族を見て、中には傲慢な態度をとったり批判めいた態度で仕切るスタッフがいる葬儀社があるというのはのは悲しいことです。
ご遺族はただでさえ混乱している状況です。なるべく専門用語は使わずに、できるだけわかりやすい言葉で、説明してほしいものです。
良い葬儀担当者は非常に聞き上手です。決して喋るのが上手い人が良い担当者だとは限りません。
ご遺族が不安に思っていること、希望などを上手に聞き出し、お気持ちに沿った提案ができる担当者が最初から最期まで御当家様のお世話をするのが理想だと考えます。
お葬式はしきたりや手順など、わからないことがたくさんあります。担当者やスタッフは御当家様の意見・希望を理解しながら適切なアドバイスをしてほしいものです。
最近は、会館葬が主流になってきてるので、葬儀経験が少なくても葬儀担当者なることが可能になってきました。
そのせいか葬儀担当者の質が落ちてきたような気がします。
経験が少なくてもしっかりした担当者はいますし、ベテランでもいい加減な人もいるので、一概には言えませんがね・・・・
葬儀社選びのご参考までに・・・
家族葬 奈良 ESS