11月14日 島倉千代子さんの葬儀・告別式が執り行われました。
告別式には関係者1,000人、一般の方2,000人が参列し、大勢の方がその死を悼みお見送りされる様子が放送されていました。
死の3日前に新曲のレコーディングをされ、最期の時まで歌を愛してやまなかった島倉さんのご冥福を心よりご祈念致します。
ところで、私たち葬儀関係者は葬儀の様子が放送されると、つい職業的な目線で観てしまいます。
今回の島倉千代子さんの場合・・・
遺影写真に使われていた写真のお着物が紫
遺影額も紫
お棺も紫色の布棺
祭壇の花々も紫色のグラデーションで、統一感があってとても綺麗でした。
季節感を感じさせる花としては、りんどうがふんだんに使われていていかにも秋らしい雰囲気を醸し出していました。
紫色は高貴で上品なイメージがありますね。
島倉さんの生前からの希望だったのでしょうか・・・
そして、お棺の前には島倉さん愛用のマイクが飾られていました。
葬儀に使う花は『白菊』とは限りません。
今は洋花を使うことが増えています。
もし、ご自身で好きな花や、好きな色があればエンディングノートに書き記しておいたり、ご家族に伝えておくといいですよ。
また、葬儀の際に使用する音楽ですが、クラッシクとは限りません。
島倉さんの告別式では出棺の際、ご本人の大ヒット曲『人生いろいろ』が流れていました。
参列者のみんなが口ずさみ手拍子する中でのお見送りでした。
葬儀に使う音楽は、宗教者が宗教儀礼を行っているとき以外は、好きな音楽を流すことができます。
現在では残された家族が『どう、見送ってあげたいか』よりも、『どう、見送って欲しいか』自分で自分の葬儀をプロデュースする時代になりつつあります。
皆さんも、終活の一環としてご自身の葬儀について考えてみませんか?
ご参考までに・・・
家族葬 奈良 ESS