昔はお葬式といえば、自宅で執り行うのが当たり前でした。
しかし近年では葬儀会館を利用される方の方が増えてきました。
あるニュースで、特集していましたが、
『終末期は自宅で迎えたい。』と考える方が62%いるのに対し、
実際に自宅を最期を迎えられる人は、その中のわずか12%しかいません。
今の世の中の住宅事情や近隣とのお付き合いが希薄になってきていること
原因なのでしょう。
以前、事前相談に伺ったお宅の話しです。
ご心配な状況のお身内がおられ、もう危ない状況なのですが、ご家族の方達は、
日々の仕事などに追われて付き添いもままならない状況でした。
ご本人は、『自宅へ帰りたい。』と言われていますが、ご家族の状況がそれを許さないので、
せめて最期は自宅から送り出してあげたいとお考えでした。
それで自宅でお葬儀をする場合は、どこの部屋を使ったらいいか?
という事でした。
自宅でのお葬式といえば、
1:家が狭く寝かせる場所がない。
2:団地やマンションで手狭。
3:近所に知られたくない。
などの事情で敬遠されがちですが、ご安心ください。
1:に関しては、ご遺体を寝かせる場所があればOKです。
式場にするのであれば、2間続き(ドアなどあってもOK)の部屋が望ましいです。
2:に関しては、エレベーターがあれば問題ないですが、なければ
オンブや抱っこしてでも部屋までお連れしますよ。
また、道がが狭くて車が・・・と思う方もいると思いますが、
ストレッチャー(救急車などに搭載してる搬送用の台車)でお連れしますので心配ありません。
3:については『葬儀は、家族だけで・・・と』強調すれば大丈夫です。
混乱のないように事前にお伝えしておいた方がいいでしょう。
自宅葬の場合はこれらの不安などあると思いますが、
それ以上の充足感を与えてくれると思います。
昔と違い、自宅葬って想像できないかもしれませんが、
自宅が式場に変わった驚きやお葬儀ができたときの喜びが、
あるようで『家でお葬儀をして本当に良かった。ありがとう』と言っていただけます。
自宅の空間自体がメモリアルアイテムになりますから、それが魅力でもあります。
もう一度、自宅でのお葬式を考えてみませんか?
葬儀会館では味わえない、アットホームな心温まるお式ができますよ。