お葬儀の打合せの際に必ず必要になる物のひとつが、遺影写真です。
お葬儀の準備などしていない方が多いので、殆んどの方が慌てて探されています。
ピントが合っていれば、少々小さくても大丈夫ですし、他の人と一緒に写っている物でも大丈夫です。
冠婚葬祭の時に撮影した集合写真を出されることも案外、多いです。
最近では携帯電話の写真をもってこられる方もいますが、画素数の大きい写真でないと大きく引き伸ばした時に、モザイク写真のようになってしまうので注意が必要です。
昔は、遺影写真といえば、白黒で首から下はすげ替えの紋付の和服にする場合がほとんどでしたが、
今の時代は、カラー写真が当たり前で、何も加工せずに写真そのままで使われることが多くなってきました。
勿論、ご希望に応じて写真の背景や服の着せ替えなは、簡単にできますし、
モニターを利用して背景が動く、モニター遺影という商品もあります。
遺影写真の選定に困るご遺族は案外多く、故人様らしい気に入った写真が見つからず、
やむなく『運転免許証』の写真を引き伸ばす・・・といったこともあります。
最近では葬儀社開催のイベントで、プロのカメラマンによる「遺影写真撮影会」があったりします。
写真館で写真を撮るのもいいですね。
以前、写真館でお気に入りの着物姿で遺影写真用にと、
写真を毎年毎年、撮影していたというご婦人がおられました。
ある会社社長のご母堂様だったこともあり、祭壇が立派だったので、
遺影写真もかなり大きく引き伸ばしました。
やはり、写真館で撮影された写真だけあって、ぼやけることもなく、
とても美しいお姿だったのが印象的でした。
お守りだと思って、生前から何枚かお気に入りの写真を用意しておいてもいいと思います・・・・・
ずーっと残る写真なりますからね。
今日の写真は、昨日23日に執り行われた、東電の元吉田所長のお別れの会のものです。
吉田氏らしく作業着姿で、実に素敵な写真だと思います。
ご参考までに・・・
家族葬 奈良 ESS