「火葬式」とは、通夜、葬儀・告別式などの儀式を行わずに、火葬だけで故人を送るスタイルで、「直葬(ちょくそう)」とも呼ばれています。
「儀式は行いたくない」、「田舎であらためて葬儀をするので、火葬だけをしたい」、
または経済的な理由から「最小限にしたい」という方を中心に、都市部から広がってきたスタイルです。
火葬式を選ぶ際に、まず考えるべきポイントは、「ご遺体をどこに搬送し、安置をするのか」ということです。
日本の法律では、死後24時間は火葬することができませんので、少なくとも翌日以降の火葬となります。
火葬場の空き状況によっては、数日待つこともありますので、その間、故人の遺体をどこかに保管しなければなりません。
入院していた病院では、ほとんどが翌日まで安置させてもらえないため、自宅や安置施設に搬送する必要があります。
遺族が最初に意思決定しなければならないのが、この安置の場所ですから、事前に考えておくことがとても大切なのです。
火葬場安置所に空きがあれば直接、火葬場の安置所に搬送も可能ですが、事前に埋葬許可証が必要な為、
日中の時間に限ります。
次に、お寺との関係も考えておきましょう。儀式は行わないが、最後にお経をあげてほしいという場合は、
お坊さんに火葬場まで来ていただき、火葬炉の前でお別れの読経をしてもらうこともできます。
事前に葬儀社に相談して宗派やお布施額知っておいたほうが良いでしょう。
家族葬 奈良 ESS