「わが家の財政状況」が見えたら、今度は老後資金をしっかり管理することです。
今ある資産を元に、どのような老後のプランを立てるか・・・。
そのコツをまとめておきましょう。
◆マスコミなど周囲の情報に惑わされない。
よくあるのが「老後資金は最低5,000万円必要」などという文句。しかし、今さら大幅に増やすことは不可能です。
今ある資金で計画するのが基本です。
◆働けるうちは少しでも働く。
前回でも述べましたが、アルバイトでもいいので働けるなら働いたほうがよいでしょう。
収入を少しでも増やすことです。
◆資産運用リスクを避ける。
老後資金で投資をしようという場合は、細心の注意が必要です。退職後の投資で失敗したら取り返しがつきません。
資産を何割増やすなどと大きな目標は立てず、よほどの余裕資金以外は元本保証かローリスクの金融商品であることが鉄則です。
◆自宅のリフォーム費、施設への入居費の予算を計上する。
介護が必要になったときには、自宅のリフォーム費が必要になります。老人ホームなどの施設に入所するなら、
入居一時金や月額の利用費を考えておきましょう。
◆退職金の運用はしばらく凍結する。
定年後の生活費の動きが見えてくるまで、少なくとも一年間くらいは退職金の運用は控えましょう。
◆無駄な出費を抑える。
勤務先から収入を得ていたころと同じ生活をしようと思わないことです。今ある収入のなかでの生活スタイルを築くことが大事です。
無駄があればそのままにせず削ること。
一か月に一万円倹約できれば、一万円収入を得たと考えるくらいのつもりでいましょう。
◆金融資産の口座は少しずつ絞り込んでいく。
あちこちに口座があると、資産がつかみにくいばかりか、自分が亡くなった後に遺族が相続手続きで混乱する一因になります。
家族葬 奈良 ESS