葬儀社から見積書を出してもらった時、どこを見ればいいでしょうか?
一口に見積書といっても、葬儀社によって様々です。
見積書では安く見せてとりあえず成約をしたいと考える葬儀社もあるでしょう。
こういった場合、結果的に請求額が見積額よりはるかに高くなったり、必要な項目が
見積書に含まれていなくて、葬儀の総額が見積額より高くなったりすることがあります。
葬儀にかかる費用は仏教の場合を例にとると、
①葬儀社への支払い②寺院などへの謝礼③飲食接待費などに大きく分けられます。
葬儀社によって「葬儀一式」や「基本プラン(セット・コース)」に何を入れ、
何を入れないかなどは様々です。また、セットを組んでいない業者もあります。
葬儀社によって、どこまでをセットプランに組み込んでいるかはまちまちですので、
しっかり確認すべきところです。
第一に覚えておかなければいけないのは、「葬儀一式」や「基本プラン(セット)」というのは
葬儀に必要な総額ではないことです。
「○○プラン(セット・コース)」の料金を前面に出している葬儀社が多いですが、
これは、葬儀費用を安く見せるための工夫とも言えます。「○○プラン」と言っても、
セットにして割安にしているわけではありません。
また「○○プラン(セット)」だけで葬儀が行えるわけでもありません。
葬儀料金のうち、基本料金とは、祭壇や棺などの葬儀一式をセットとした料金で、
セットされる用具・品物や車のグレードによってランク別にされています。
それに対してオプションは基本料金に含まれないもので、司会者・セレモニーレディ・
貸布団・テント・生花装飾などがあります。
見積書を確認する際は、基本料金の中には何が含まれていて、その他必要なものには
どれくらいの費用が必要なのかをしっかりと確認する必要があります。
いくらセットプランが安くても、セット内容が十分でない場合は、
結局オプション代金がかさみ、高くつくことになります。
また、セットの中には不要なものが含まれている場合もあるので、担当者に十分説明してもらいましょう。
・見積書の一般的な細目
祭壇・棺・生花・遺影写真・ドライアイス・枕飾り・骨壷・位牌・仏衣・納棺料・湯灌・受付セット・案内看板・
寝台車・霊柩車・式場使用料・施行手数料・火葬場同行・セレモニーレディ・司会者・返礼品・会葬礼状
火葬料金など
・飲食費
通夜ぶるまい・精進落し
・宗教関係
お布施(枕経・通夜・葬儀・還骨法要~初七日)
戒名(法名)料・お車代・お膳料など
家族葬 奈良 ESS