お葬式の開式時やお焼香の前に合掌をしますが、合掌は世界でも仏教徒ぐらいしかしないそうです。
キックボクシングのボクサーが試合の前にグローブをつけたまま、合掌している姿を
ご覧になったことがある方は多いと思いますが、合掌は、元々インドに伝わる礼儀作法の一つと言われています。
インドでは、左手が不浄のものとされています。
つまり左手は『凡夫』という意味で、
右手は悟りの世界であり『仏』を象徴していると考えられています。
『右ほとけ 左われぞ 合わす手の 中ぞゆかしき 南無の一声』
という歌がありますが、合掌はそれをすることによって悟りの世界への扉が開かれるという意味をもっているといわれています。
葬儀の時の合掌は、故人様への哀悼の意を示すためにしています。
葬儀などの儀式の時以外にも、食前食後の挨拶としてしたり、お詫びやお願いする時にも合掌したりします。
日本人は自然と相手に対して『手を合わせる』という習慣が身についているのでしょうね。
ご参考までに・・・
家族葬 奈良 ESS