最近の葬儀社の広告や見積もり、案内などで『セレモニーレディー』という言葉を
よく目にするようになりました。
関西では、数年前まで、『献茶(けんちゃ)さん』とか『お茶子さん』と呼ばれていました。
さて、この女性達がお葬儀の中でどんな仕事をしてるかご存知ですか?
セレモニーレディーというのは、お葬儀の準備からご当家様のお世話、会葬者の接待、
お葬式の式中の誘導、式後の後片付けまでする仕事でお葬儀の中で重要な役割を担っています。
一般の方が一番よく目にするのが、お葬式の式前に受付の案内をしている姿や
焼香の誘導役をしている姿、お供養品を配っている姿などではないでしょうか?
セレモニーレディの仕事は、お葬儀の質を左右する大切な仕事です。
深い哀しみの中にあるご遺族の方のお世話をするには、目配りや気配り、心配りができ、
さらに葬儀・仏事の知識がないといけません。
ただ残念なことに、最近このセレモニーレディーの質が下がってきました。
以前のように自宅葬が当たり前だった頃は、葬儀の度に現場の状況が変わりますし、突発的な
ことが起こりやすかったので、献茶さんの中でもベテランになると、新人の葬儀担当者より
『現場対応能力』が高く、頼りになったものです。
外現場では常に臨機応変な対応や判断が必要なため、スタッフも鍛えられたのです。
しかし、近年では葬儀会館でのお葬儀が増えて、流れ作業のような仕事内容に変ってきたせいか、
葬儀の知識が無くてもできるようになってきました。
また、葬儀社側も利益率を上げるために、パートタイムの人を雇い入れたり、働く人の平均年齢も低くなってきています。
最近の若い人の傾向なのか、教育がなっていないのか、茶髪やマニキュア、つけまつげなど派手な
化粧をしているセレモニーレディーを見る事もあります。
時代の流れですかね~。弊社としては、あまり賛成できないです。
弊社でも女性担当者の場合は、派手なメイクにならないよう心がけていますし、髪も清潔感があるよう、茶髪はいません。
特に同性同士のチェックは厳しいため、外注の献茶スタッフや司会者の身だしなみには
うるさいです。ビシバシ言ってますよ。
やはり、セレモニーレディというものは、身だしなみがキチンと整えられていることが大前提で、
立ち居振る舞いが礼儀正しく、葬儀に関する専門知識があり目配り、気配り、心配りができ、
イレギュラーな事があっても対応できる女性たちです。
お葬式っていろんなハプニングが起こりますからね。
直ぐに対応できるスタッフがいれば、ご遺族の方も安心ですよね。(葬儀担当者も安心です)
ご参考までに・・・
家族葬 奈良 ESS