ある調査によると、高齢者の7割は最期は自宅で迎えたいと考えているそうですが、様々な事情により、高齢者施設で最後を迎えることがあります。
大抵の高齢者施設では、入居者の方の容態が危なくなると、病院に連れて行き、そこで息を引き取られるという流れですが、最近では『終末期医療』への考え方も変化してきており、施設でターミナルケア(看取り)まで行うところも増えてきています。
これは、ひとつの施行例ですが、
事情があって自宅へ帰ることができず、老人ホームから火葬場への入場することとなりました。
ホームの施設長さんが快くホームの霊安室の使用を承諾してくださったおかげで、納棺からお別れを霊安室ですることができました。
また、ホームのスタッフの方々には、お忙しい中、お別れにも参加して頂き暖かいお見送りができたと思います。
遺族の方も喜んでおられました。
ESSではご自宅や集会所でのご葬儀をお勧めしていますが、こういったどうしても自宅に帰ることができない事情がある場合、施設の霊安室を利用させていただく場合があります。
今後はもっとこういった高齢者施設からのお見送りが増えてくることでしょう。
お見送りのやり方も様々です。どれが正しいなんてないと思います。
派手にするのも良いし、質素にするのも良い。
後悔しないお葬儀の手助けをするのが、葬儀屋さんの仕事だと思います。
いろんな高齢者施設の施設長さんとお話しする機会もありますが、考え方はそれぞれで、施設でのお見送りに賛同していただける場合と、他の入居者の方への精神的な影響も考慮すると、施設からの見送りには応じられないといった場合があります。
もし、大切なご家族が高齢者施設に入居されていて、万が一の時に自宅に連れて帰ってあげられないという事情がおありなら、一度、施設長さんに相談されてはいかがでしょうか?
上記の例の場合、看取りをされている施設ではありませんでしたが、快く承諾していただけましたから。
ご参考までに・・・
家族葬 奈良 ESS