故人のご遺灰や形見等を身近に置いて供養することです。
大切な家族や最愛のひとが帰らぬ人になってしまったとき、気持ちの整理がつかずに
「故人をいつも身近に感じたい」
「いつも近くで見守っていて欲しい」 という声が多く聞かれます。
そのような方々の想いを叶えてくれるのが手元供養というご供養のかたちです。
小さな容器やペンダントに故人の遺灰や髪の毛などを収め、ご自宅に置いたり身に着けることで、いつでも大切な方との絆を感じることができます。
最近は、親と同居せずに家庭を持つ人たちが増えたことで、先祖のお墓が遠く、お墓参りに行く機会のない方や、住まいの欧風化から、お仏壇を家に置かない家庭も増えてきました。
「お墓や仏壇はあるけどもっと身近で供養したい」
「思い出の場所に一緒に行きたい」
「嫁ぎ先にいても近くに感じていたい」等、
従来のかしこまったしきたりや宗教儀礼にこだわらない、さまざまな供養への希望を持たれる方々に広く親しまれています
また、お骨上げに同行した際、故人様の兄弟姉妹の方(女性が多いですが・・・)や嫁がれた娘さんなどが、故人様のお骨を少し取ってハンカチにそっと忍ばせておられるのを見かけることがあります。
故人様のご家族(配偶者や子供)であればお骨箱にご遺骨を収めて持って帰ることができますが、それ以外のご親族様はお骨を持って帰れないですからね・・・
そんな時、いつも思うのが『あのお骨はどこに収められるのだろう?』ということです。
そこで、『あ~~~、あの手元供養品があればハンカチにくるまなくても、お骨を入れてあげられるのになぁ~。』と思っています。
◆手元供養品の種類
ご遺骨のかけらや遺灰を直接収めるもの、お骨そのものを加工しダイヤモンドや樹脂にするものなど、実にさまざまなものがありますが、現在特に親しまれている手元供養品は、小さな容器やペンダントに入れるものです。
女性にはペンダントが人気があります。また男性はブレスレットがお勧めです。
身につけておくもの以外では、ミニ骨壷やフォトスタンド、オブジェなどもあります。
近年では一人っ子が増えており、一人っ子同士が結婚した場合、『お墓はどうしたらいいの?』といった質問や、『娘しかいないのでお墓はいらないんだけど、どうしたらいい?』といったご質問を受けることがあります。
そうした場合には、供養の方法の一つとして手元供養をご案内しています。
ペンダントひとつとっても、とても多くの種類があります。
女性は普通のジュエリーカタログを見る感覚で楽しみながら選ばれていますよ。
お葬式の形に変化が現れてきていますが、供養の形にも変化が現れてきています。
時代でしょうかね・・・
今回、ご紹介した手元供養品はメモリアルアートの大野屋さんで取り扱っている商品です。
ご参考までに・・・
家族葬 奈良 ESS