『湯灌の儀』とは、故人様をただお洗いするだけではなく、故人様が御生前よりお持ちの痛みや
苦しみ、怪我や病気、また心の悩みまでも洗い清められるとされている、とても大切な儀式です。
『湯灌』は日本では古くから行われている儀式で、故人様がお亡くなりになった時に家族や親族
が集まり、皆様で故人様の体を洗い清めるという昔からの習慣です。
戦前までは家庭で普通に行われていた儀式でしたが、産業が発達し、住宅事情や核家族化などの
生活環境の変化が起こると湯灌に関しても状況が変わってきました。
病院で亡くなる場合が多くなり、家族や親族だけで湯灌を行うこと自体が少なくなり、死後の遺体処理として病院などでは、アルコールなどでお身体の清拭はしてくれますが、実際にシャワーで頭やお身体を洗うまでの事はしてくれません。
長い闘病生活でお風呂に入れなかった故人様、生前お風呂が好きだった故人様など、ご遺族の皆様と一緒にして差し上げる最大の供養にもなります。
一生の仕事を終えられ、新たな世界へ旅立たれる故人様。
身支度をし、新しい気持ちで心残りなく故人様を送り出して差し上げるのが湯灌の儀です。
湯灌には、赤ちゃんが生まれたとき、産湯に浸かるように、新たに来世に生まれ変わるという願いも込められています。
日本で古来より受け継がれてきた湯灌は、人として尊厳あるお別れと新たな旅立ちの儀式でもあります。
一般的な案内をするとこんな感じですが、実際に見るととても丁寧に故人様を綺麗にしてくれます。
湯灌の儀に立ち会われたご家族皆様が感動してくださいます。
亡くなったばかりの顔は、やはり苦しかったのか、強張った表情をされてる方が多いですが、
湯灌をすると顔が穏やかな表情に変わります。お体を清めた後は、綺麗に着付けや化粧をしてくれますしね。
まるで眠っているだけで、目を覚ましてくれそうです。
弊社ではいつも祭壇金額を下げてでも故人様の為にしてあげて下さいと、いつも喪家様に話しています。
その際、よくあることなのですが、特に故人様が女性の場合、人前で肌を晒すのは抵抗があるのでと言われます。
しかし、故人様が女性でも男性でも、湯灌中やお着替えの際にもお肌をお見せする事はなく、故人様やご遺族のために十分な配慮がなされているので安心してくだい。
湯灌スタッフはプロなので、バスタオルなどで上手にお体を隠しながら、清めてくれます。
金額は、ESSではオプションで63,000円しますが、してあげる価値はありますよ。
湯灌にかかる費用は葬儀社によってマチマチです。湯灌は安いけど他のオプションは高かったり、その逆もあります。
見積もりの細かいところまでじっくりとトータルで比較しないと、その葬儀社が安いのか高いのか解らないですよ。
ご参考までに・・・
家族葬 奈良 ESS