活保護受給者の方が亡くなると条件を満たせば管轄する市町村から葬祭扶助を受けることができます。
給付金額は都道府県によって違いますが、20万円前後が支給されます。
条件も都道府県、市町村によって若干違いがありますが、大体次の通りです。
1:亡くなった生活保護受給者に預貯金がない事。
2:亡くなった生活保護者受給者の家族も葬儀費の支払い能力がない事。
以上の要件を満たせば葬祭扶助を受けることができます。
ただし、喪家様に支給されるのではなく、葬儀を執り行った葬儀社に支払われます。
葬儀の内容も葬儀社によって違いがあります。
基本的には、病院などへのお迎えの車、寝棺、お骨箱、霊柩車など火葬するまでの一式が含まれています。
ESSは、祭壇無しですが、供花は1対つけています。
遺影写真は、必要とあれば用意しますが、大抵の場合は不要と言われます。
ご家族がスナップ写真を額に入れて用意されることもあります。
中には、お骨も要らないという人もいます。
そういった引き取り手のいないお骨は、火葬場の納骨堂に合祀していただきます。
弊社では、直葬の問合せがあった時には、対象の方が生活保護受給者か否か確認するようにしています。
生活保護受給者の家族や兄弟の方が相談されてくる場合が多いのですが、葬祭扶助の事を知らない方も居れば、これ以上迷惑をかけれないと言って何とか自力で身内の葬儀をしようとする方もいます。
今日は、知合いの病院から身寄りのない生活保護者の葬儀の相談を受けました。
生活保護受給者が増え続けているので、今後このような葬儀が増えてくると思われます。
生活保護受給者の方がお亡くなりになった場合、葬祭扶助という制度があるということを覚えておくといいかもしれません。
ご参考までに・・・
家族葬 奈良 ESS