香典は香料ともいいます。
死者の霊前に供えて、香や花の代わりとする金品のことです。
「香」とは、香・線香の代わりに供えるという意味。
「奠」とは、霊前に供える金品の意味。
「香典」は、故人に対する供物であるとという意味合いと不意の事態に遭遇した故人の家族への金銭的支援の意味があります。
香典を持って来られる方は故人に弔意を表そうとして香典を持参されるのです。
お金という形をとりますが、気持ちです。
関西では「香典返しが面倒」などの理由で香典を辞退される方が増えています。
香典については喪家側の都合よりも香典を持参される方々の気持ち(弔意)をまず尊重すべきであると思います。
「近所で香典辞退が一般的だから」と合わせる必要はありません。
会葬される方の気持ちを受け止めるものがなくないますからね。
縁切りみたいにとらえられる事もあります。
今は、香典返しも(即返し)という便利な方法もありますし、香典帳の整理などギフト屋さんがしてくれますし『面倒くさい』なんて事はないですよ。
ご自身が会葬者になった時のことを考えてみてください。
これは実際に現場でよく耳にする言葉です。
故人様やご遺族のためを思い、気持ちでお香典を包んで行った・・・
しかし、「香典辞退」とある・・・
「仕方ないなぁ~、じゃあ、せめてお花だけでも・・・」と思い、金額を聞いたら
1基10,500円だという・・・
「あ~あ・・・香典だったら5,000円で済んだのに・・・」
これは会葬者の本音だと思います。
なぜ献花なら受け付けて、香典は辞退するのでしょう?
弔問される方の弔慰を、なぜ分け隔てするのでしょう?
(花はOK、お金はダメって変じゃないですか?)
香典辞退なら花も辞退すればいいのに・・・なんていう声も聞きます。
家族葬なら話しは別ですが、弊社では一般の方もお参りされる規模のご葬儀であれば、香典をお受けすることをお勧めしています。
困っている時は、助け合いだと思います。何よりも葬儀費用の足しになりますしね。
無理に断る必要はないと思いますけどね・・・
ご参考までに・・・
家族葬 奈良 ESS