今朝のニュースで、昨年10月時点で全国の生活保護費受給者の数が216万4338人を超え、前月と比べて4530人増えて過去最多だったことが厚生労働省の集計で分かったと報じていました。
リーマンショック以降、毎年増え続けており、受給者の45%以上が65歳以上の方だそうです。
生活活保護を受給しておられる方が亡くなった場合、市に申請すれば『葬祭扶助』がされます。
葬祭扶助とは、生活保護を受けていた方が亡くなった場合に支給される費用のことです。
遺体の移送、火葬や埋葬、納骨など葬祭にかかる費用が支給されます。
定められた範囲内の実費支給で、都道府県によって支給額や条件が異なります。
支給条件は都道府県、市町村によって若干違いがありますが、大体以下の通りです。
1:亡くなった生活保護受給者に預貯金がない事。
2:亡くなった生活保護者受給者の家族も葬儀費の支払い能力がない事。
以上の事を満たせば葬祭扶助を受けることができます。
但し、この総裁扶助は喪家様に支給されるものではなく、葬儀を執り行った葬儀社に支払われます。
私もよく生活保護課や福祉事務所に葬儀代金を受け取りに行きます。(振込の所もあります。)
葬祭扶助に関する詳細は、各地域の福祉事務所にお問合せください。
平均すると、条件を満たせば20万円ぐらい支給されます。
例えば、奈良市の場合ですと、
大人206,000円以内・子ども160,800円以内が葬祭扶助支給額となります。
申請・問い合わせ先 奈良市役所 TEL:0742-34-1111
葬儀の内容は葬儀社によって違いがあります。
基本的には、病院などへのお迎えの車、寝棺、お骨箱、霊柩車など火葬するまでの一式が含まれています。
ESSの福祉葬プランの場合、祭壇は無しですが、供花は1対付けています。
遺影写真は、必要とあれば用意しますが、不要と言われる方が多いです。
中には、お骨も要らないという人もいます。
直葬の問合せがあった際には、亡くなった方が生活保護受給者か否か確認するようにしています。
また、病院から身寄りの無い生活保護者の葬儀の相談を受けることもあります。
生活保護受給者が増え続けているので、今後このような福祉葬も増えてくると思われます。
生活保護受給者の方がお亡くなりになった場合、葬祭扶助という制度があるということを覚えておくといいかもしれません。
ご参考までに・・・
家族葬 奈良 ESS