◆永遠のすみか
いったん墓地を選べば、将来そこへ家族が何度もお参りに来ることを想定して、様々な角度から検討した上で墓地を決めることが大切です。
そして、墓地は生前の住居よりもはるかに長く住む永遠のすみかですから、慎重に自分の目で納得のいくまで墓地選びをしましょう。
本来なら公営墓地が適当ですが、近年ではどの自治体もお墓不足といわれています。
機会があればどこかの時点であらかじめ確保しておきたいものです。
◆運営主体の信頼性
墓地には以下の3種類があります。
① 役所(市営等)が運営している墓地・霊園
② 寺院が運営している墓地
③ 公益法人が運営している墓地
墓地は永続して運営・管理していかなければならないわけですが、運営主体によっては将来資金が足りなくなって、充分な管理がなされない可能性もあります。
運営主体が将来にわたって十分に信頼できるのかどうかしっかり確かめるべきでしょう。
◆自宅との距離
墓地はご先祖様を大切にして家族全員でお参りをするところです。
墓地の場所は自宅から近すぎず、遠すぎずというような位置にあるのが最もよいとされています。
墓地の場所が遠いとお参りをするのが困難になったり、また、近すぎるといつでもお参りに行けるといった気持ちになり、お参りに行かなくなるからだそうです。
半日程度の時間で、お参りに行って帰ってこられる場所が最適と思われます。
また、交通手段(高齢者への負担・車での利便性・食事場所・子供連れではどうか)、休憩所・ベンチ・トイレ・通路・売店・駐車場・ゴミ捨て場・参道などの付帯設備の手入れと掃除などの管理状況はどうかを確認しておきましょう。
◆永代使用料
墓地は、土地を購入するのではなく、お墓となる土地を使用する永代使用権を取得する契約を墓地の経営主体との間で結ぶことになります。
この永代使用権は、所有するわけではないので、売買はできませんし、権利を返還しても永代使用料は戻りません。
永代使用料が安いと思って契約したらお布施が高かった、ということもありますので、永代供養料の金額だけを基準に決めないようにしましょう。
ご参考までに・・・
家族葬 奈良 ESS